目次
1.「言葉は『ものの名前』ではない(内田樹)」の概要
ソシュールの言語観を
説明(紹介)した文章です。
ソシュール以前の言語観と
ソシュールの言語観が比較されています。

ソシュールは有名な言語学者だよ。
2.「言葉は『ものの名前』ではない(内田樹)」で学べること
- 名称目録的言語観とは
- ソシュールの言語観とは
- 対比や繰り返しから著者の言いたいことを読み取ること
3.1.名称目録的言語観とは
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名称目録的言語観は
「もの」がもともと存在していて
人間があとから名前を付ける
という伝統的な考え方です。
同じものでも「犬」と呼んだり
「dog」と読んだり…というように
言語によって呼び方が異なるという話が出てきます。

「もの」があって、名前を付ける。
このような捉え方をしている人が今でも多いかもしれないね。
3.2.ソシュールの言語観
名前を付けることによって意味が確定する
というのがソシュールの言語観です。

名称目録的言語観とは真逆の考えだね。
未分化な世界を切り分けて言語化することで
人間は物事を認識することができるようになるわけです。

言語化しないと人間は物事を認識できないということだね。
4.「言葉は『ものの名前』ではない(内田樹)」の重要語句
「言葉は『ものの名前』ではない」に出てきた重要語句を確認していきましょう。
4.1.典型的(てんけいてき)

【意味】特徴を端的に表しているようす
【例文】自学自習ができない受験生は典型的な落ちる受験生だ。

結局、自分で勉強しないと成績は伸びないよね。
4.2.包括(ほうかつ)
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【意味】すべてを含んでいること
【例文】文房具はペンやノートを包括する概念だ。

ペンもノートも文房具に含まれるね。
4.3.概念(がいねん)
【意味】物事のおおまかな意味内容
【例文】デビルフィッシュという概念が日本語を話す人にはない。
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4.4.観念(かんねん)
【意味】考え・アイディア・イメージ
【例文】「仕事はオフィスで行うもの」という固定観念を捨てる必要が出てきた。

こういう固定観念があるから満員電車に乗って会社に行っていたんだね。

概念は客観的な意味内容。観念は主観的なイメージです。
観念は主観的なイメージなので人によって異なります。
1.「言葉は『ものの名前』ではない(内田樹)」の概要
2.「言葉は『ものの名前』ではない(内田樹)」で学べること
3.1.名称目録的言語観とは
3.2.ソシュールの言語観
4.「言葉は『ものの名前』ではない(内田樹)」の重要語句